子ども、保護者、県民の立場から教育を考える
あいち県民教育研究所

 
あいち民研叢書復刻版シリーズ


 愛知の高校入試制度を考える基本資料

 
 あいち民研は発足時から愛知の高校入試制度の研究を活動の柱の一つとしてきました。この間、研究部会での調査・研究活動、学習会・公開シンポジウムなどを開催し、その成果の一端を刊行物としてまとめてきました。現在、それらは品切れとなっています。そこで今回、それらの中の一部をあいち民研のウエブサイトで公開することにしました。刊行されてから時間が経っていますが、愛知の高校入試制度、とりわけ複合選抜制度の問題を考える基礎資料として有効だと考えます。広く活用されることを願っています。
 
1.『複合選抜制のもとで中・高生、青年はどうなっているか?-複合選抜制3年間の検証-』 あいち民研叢書第3号、1993
 
複合選抜制度導入の経過、導入後の中学、高校の状況などを話し合ったシンポジウムの報告書。教育困難校の実態を示す資料なども掲載されている。
 
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2.『私たちが求める中学・高校教育とは-高校入試制度改革の方向を探る-』
 民主教育研究所・あいち県民教育研究所公開シンポジウム報告書、1996
 
1996年2月に民主教育研究所とあいち民研が共催で開催した公開シンポジウムの報告書。
 
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3.『いま「複合選抜制」を問う 愛知県公立高校入試制度 文書と資料・1984~2000』
あいち民研・高校入試制度と中等教育問題研究部会編、20005
 
愛知県の高校入試制度が学校群制度から複合選抜制度に変わっていく際に、県教委と教育関係諸団体が公表した各種の文書や統計資料を網羅した資料集。
 
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4.『これでわかる 愛知の高校入試 Q&A
あいち民研・高校入試制度と中等教育問題研究部会編、200510
 
愛知県の高校入試制度について説明すると同時に、高校入試についての疑問や課題について考えるブックレット。
(同書は入試制度の改正にともない度々改訂されています。最新のものは『知る・わかる・考える愛知の高校入試-納得の進路選択へ-』(201711月、20209月に「2021年入試用更新版」があいち民研のHPに掲載)となります。
 
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2021年入試用更新版
 
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【参照】5.「公開シンポジウム報告集 愛知の高校入試改革 どうなる? どうする!」
 
愛知県教委で複合選抜制度の見直し議論がすすめられており、その概要を理解し、どのような入試制度が求められているかを議論したシンポジウム(2020920日開催)の報告集。
 
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山本栄八さんの講演記録

 
 あいち民研設立25周年記念企画の一つとして、長らく品切れとなっていました故山本栄八さんの講演記録をまとめた2冊の叢書をホームページで公開します。
 
 山本さんは名古屋市の中学校の教員を退職後、愛知県内の各地の教育・子育ての運動に力を注がれ、多くの教育懇談会、子育て講演会に関わって見えました。あいち民研の創設に参加され、副理事長を務められました。
 
 『親の背を見て子は育つか?』はあいち民研の設立と同時に刊行され、多くの保護者のかたに読まれました。この冊子を使った学習会も数多く開かれ、あいち民研の名前を県内に広めることに貢献しました。
 
 山本さんは、1993年にがんのため死去されました。亡くなる直前の講演を父母懇談会の方々がまとめたものを中心に編集したのが『順序をふんで子どもは育つ』です。新聞の地方版で大きく紹介されたこともあり、この冊子は1万冊近く普及しました。
 
 2冊とも、30年ほど前に刊行されたものです。インターネットも携帯・スマホもない時代です。今とは社会情勢が大きく異なっています。でも、だからこそ、子育てを考える上での多くの原点、ヒントが秘められていると思います。
 
 今、子育て真っ最中のお父さん、お母さんが幼かった頃、当時のお父さん、お母さんが参考にした本です。是非、今の若いお父さん、お母さんに読んでいただきたいと思います。
 
1.山本栄八『親の背を見て子は育つか?』 1991526日発行
 
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2.山本栄八『順序をふんで子どもは育つ』199312月発行
 
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叢書14号「愛知の教員人事システム」

2004年4月
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教育の見えざる構図 〜愛知の学閥支配の実態

教育への権利部会
2008年10月
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